


Tea Time ちょっとひと息いれよう
自分では丁寧に書いているつもりでも、「説明がくどい」「何が言いたいのか分かりづらい」と感じさせてしまうことがあります。
その原因のひとつが、「名詞の繰り返し」と「一文の長さ」です。
今回は、代名詞(これ・それ・あれ)と一文を二文に分けるテクニックで、スッキリ伝わる文章にする方法をご紹介します。

例1:名詞のくり返しは、読み手にとってストレスになる
📌 添削前:「この集計ツールの導入によって、チーム全体の作業スピードが向上しました。この集計ツールの導入にはコストがかかりますが、十分な効果を得ました。」
一見、丁寧な説明です。でも「この集計ツールの導入」という言葉が重なって、読んでいて息が詰まりませんか?
✏️ 添削後:「この集計ツールの導入によって、チーム全体の作業スピードが向上しました。それにはコストがかかりますが、十分な効果を得ました。」
例2:一文が長すぎるなら、思いきって分けてみよう
📌 添削前:「社内の申請フローが複雑すぎて、どこに何を提出すればいいのか新人には非常にわかりづらく、業務のスピードが落ちている原因の一つになっています。」
これも悪くないですが、文の途中で主語と述語の関係が見えにくくなっています。句点を使って文章をいったん〆て、続く文章を代名詞で始めるのはいかがでしょうか?
✏️ 添削後:「社内の申請フローが複雑すぎて、新人にはどこに何を提出すればいいのか非常にわかりづらい。これは、業務のスピードが落ちている原因の一つです。」

書きすぎるより、「受けて切る」
読みやすい文章とは、「簡潔」で「テンポ」が良いもの。
同じ言葉のくり返しを避け、「これ・それ・あれ」で受け、長い文は思いきって分けてしまう。
この2つを意識するだけで、ぐっと伝わる文章になります。



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