


Tea Time ちょっとひと息いれよう
日本語において、基本の情報の順番はこうです。
いつ → だれが → どこで → なにを → どうする

人間が処理しやすい情報の順序として、時間→人→場所→行動という流れは、もっとも自然な「文の地図」になります。
✅ 重要なポイント -
「いつ→だれ→どこ→なに→どう」は、正確に伝えたいときの基本形です。この順番が大事なのであって、ところどころ欠落していたとしても読みやすいです。
例1:
崩れた語順の例:
会議室で、資料を配っていたのは、今朝、山田さんだった。
基本形(明快な報告文):
今朝、山田さんが会議室で資料を配っていました。
基本形(場所を書かなくても明快):
今朝、山田さんが資料を配っていました。
📌 解説:
崩れた語順では「誰が?いつ?」が文の最後に来るため、情報が小出しになり読み手に負荷がかかります。報告書などでは基本形がベスト。
例2:
崩れた語順の例:
静かな川辺に、彼は昨日、一人で立っていた。
基本形(時系列重視の描写):
昨日、彼は静かな川辺に一人で立っていた。
📌 解説:
崩れた形は情景描写にやや詩的な雰囲気があり、物語文としては悪くありません。ただ、時系列で理解させたい場合はやはり「昨日」を先頭に。

✅ 重要なポイント -
「いつ→だれ→どこ→なに→どう」は、正確に伝えたいときの基本形ですが、 すべての文章にこの順が当てはまるわけではありません。小説や詩・広告・会話では崩されることもあります。



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