TOCOL関数とは🤔?
基本構文:
Excelの「TOCOL」関数は、範囲や配列を1列の縦方向(縦ベクトル)に変換する新しい関数です。表や複数の列をまとめて「1列に整形したい」ときに非常に便利です。
=TOCOL(array, [ignore], [scan_by_column])
| 引数 | 説明 |
|---|
array | 変換対象の範囲または配列 |
ignore | 省略可能。0: 空白含む(既定)、1: 空白を除く、2: エラーを除く、3: 空白とエラーを除く |
scan_by_column | 省略可能。TRUE: 列ごとに縦変換(既定)、FALSE: 行ごとに縦変換 |
使用例です。

次の数式を空いているセルに書きます。今回はセルE1に書きます。
=TOCOL(A1:C3, 1)

活用アイデア:
・ マスタデータの整形:
横持ちで並んだ値を縦持ちに変換してVLOOKUPやXLOOKUPに使いやすく
・ アンケートデータの集計:
回答シートを1列にまとめて件数カウント
・ ARRAYTOTEXTやTEXTSPLITとの連携:
文字列配列の処理にも便利
「TOCOL」関数は、表を“縦に整える”だけのシンプルな機能ながら、活用次第でデータ処理を大きく効率化できます。FILTERやUNIQUE、SORTなどの関数と組み合わせれば、強力な整形ロジックも組めます。



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