コラム～パスワードの「有効期限」「猶予期限」

パスワードの期限には、「有効期限」と「猶予期限」という二つの概念があります。

「有効期限」は、通常のパスワードでログインできる期間を指します。一方、「猶予期限」とは、有効期限を過ぎても、システムがユーザに「パスワードを変更してください」というメッセージを表示しながら、一定期間はまだそのパスワードを使用し続けられる期間を指します。

たとえば、みなが「パスワードの期限は30日だ」と口にしても、そのシステムにて、「あと14日でパスワードが切れます。変更してください。」というメッセージが表示されるのなら、より正確な表現は「有効期限が16日」「猶予期限が14日」となります。

では、猶予期限を過ぎた場合はどうなるでしょうか？これはシステム管理者の設定に依存します。一部のシステムではアカウントをロックする設定になっている場合もありますし、あるいはパスワードを変更するまでアクセスできなくなる場合もあります。