
Tea Time ちょっとひと息いれよう
スマートフォンやタブレットが登場したころ、まず使い始めたのは若者たちでした。
やがて学生が持ち、さらに小さな子どもまで、指で画面を操作するようになりました。
そして今、同じことがAIで起き始めています。
大人たちが、
「AIを使ってよいのか」
「どこまで任せてよいのか」
と議論している隣で、子どもたちはすでにAIへ質問し、絵を描かせ、物語を作っています。
この世代は「AIネイティブ世代」と呼ばれ始めています。
彼らにとってAIは、あとから覚える特別な技術ではありません。
分からないことがあれば相談し、何かを作るときには一緒に考える、最初から身近にいる存在です。
ただし、AIネイティブだから、AIを上手に使えるとは限りません。
スマホを毎日使っていても、その仕組みや危険性まで理解しているとは限らないのと同じです。
数年後、会社に入ってくる新人たちは、私たち以上に自然にAIを使うでしょう。
そのとき私たちに求められるのは、「AIを使うな」と止めることでも、「若いから分かるだろう」と任せることでもありません。
AIの答えを疑い、確かめ、自分の判断として引き受ける方法を教えることです。
AIネイティブを育てるのは、AIではありません。
やはり、先に社会で仕事をしている私たちなのだと思います。



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