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コラム~AIへの指示は丁寧なのに、人への指示は『いい感じにやって』で終わる

Tea Time ちょっとひと息いれよう

AIに資料を作らせるとき、私たちは実に丁寧です。

「対象は新入社員です」
「専門用語を減らしてください」
「10分で説明できる量にしてください」
「結論を先に、具体例を三つ入れてください」

目的、対象、条件、完成イメージまで細かく伝えます。

ところが、同じ仕事を後輩に頼むと、

「この資料、いつもの感じで、いい感じにまとめておいて」

これで終わることがあります。

後輩が作った資料を見て、

「うーん、そうじゃないんだよな」
「もう少し相手の立場で考えてほしかった」

と言ってしまう。

しかし、よく考えると、AIには伝えていたことを後輩には伝えていません。

誰に見せるのか。
何を判断してもらうのか。
どこまで作れば完成なのか。
何をしてはいけないのか。

AIは、曖昧な指示をすると期待と違うものを返してきます。

人も同じです。

違うのは、AIなら「プロンプトが悪かった」と思えるのに、後輩の場合は「理解力が足りない」と思ってしまうところです。

AIの普及で、私たちは上手な指示の出し方を学び始めました。

それなら、その技術を人にも使えばよいのです。

AIへのプロンプトを書くように、目的と条件を丁寧に伝える。

もしかすると、AI活用で最初に成長するべきなのは、後輩ではなく、仕事を頼む先輩のほうなのかもしれません。


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