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コラム~AIは過去の成功例を勧める。人は次の失敗を引き受ける

Tea Time ちょっとひと息いれよう

AIに企画を相談すると、実に立派な提案を返してくれます。

過去の事例を整理し、成功しやすい方法を並べ、想定されるリスクまで教えてくれる。

「一般的には、この進め方が有効です」

なるほど。確かに正しい。

しかし、仕事にはときどき、

「前例はないけれど、こちらへ進みたい」

という 自分の意志 を尊重したい場面もあるでしょう。

新しいサービスを始める。
経験の浅い人を責任者に抜てきする。
実績のない技術を採用する。

AIに相談すれば、慎重な答えが返ってくるでしょう。

実績が足りない。
リスクが高い。
まずは小さく試すべきだ。

それも、きっと正しい。

AIは、これまで蓄積された情報から、成功する可能性の高い道を照らしてくれます。

しかし、まだ誰も通っていない道が成功するかどうかは、AIにも分かりません。

そこで最後に必要になるのが、

「失敗するかもしれない。それでも、こちらへ進む」

と決める人です。

AIは失敗しても、責任を引き受けません。
悔しがることも、関係者に頭を下げることも、次の挑戦へつなげることもありません。

だから、AIに任せられないのは判断そのものではなく、判断の結果を引き受けることなのだと思います。

AIは、過去から成功しやすい道を教えてくれる。

人は、その助言を聞いたうえで、次の失敗を引き受ける。

そして、その失敗を次の成功例に変えていく。

それが、AI時代にも人が前へ進む役割なのかもしれません。


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