
Tea Time ちょっとひと息いれよう
AIが普及するということは、どんなプロジェクトにも優秀な専門家が一人、配属されるようなものです。
文章を書ける。
資料を整理できる。
プログラムも作れる。
知らない分野も、すぐに調べてくれる。
しかも、疲れず、嫌な顔もせず、何度でもやり直してくれます。
これほど頼もしい人材は、なかなかいません。
ところが、この専門家には弱点があります。
自分から仕事を見つけて、勝手にプロジェクトを前へ進めてはくれません。
目的が曖昧なら、曖昧なまま答える。
条件を伝えなければ、一般的な答えを返す。
間違った方向を示せば、その方向へ全力で走る。
とても優秀ですが、まだ「指示待ち」なのです。
だから、AI時代に人の仕事がなくなるわけではありません。
何を目指すのか。
仕事をどう分けるのか。
何をAIに任せるのか。
出てきた結果を採用するのか。
そこを決める人が、これまで以上に必要になります。
AIを導入しただけでは、プロジェクトは進みません。
優秀な専門家を配属したあと、その人に仕事を頼まず、席に座らせているのと同じです。
これから求められるのは、自分ですべてをこなす力だけではありません。
優秀な「指示待ち社員」に良い仕事を渡し、チームの力に変える力なのだと私は思います。



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