
Tea Time ちょっとひと息いれよう
新人から相談を受けました。
「この問題についてAIに聞いたところ、原因は三つ考えられます。対応案はAがよいと思います」
ずいぶん整理されています。
昔のように、
「何か分からないんですけど、動きません」
と相談されるより、先輩としても助かります。
ところが、少し話を聞いてみると気づきます。
「君自身は、最初に何が分からなかったの?」
「……それは、もうAIに聞いてしまったので」
AIに相談してから人へ相談すると、質問はきれいになります。
その一方で、本人がどこで迷い、何を勘違いし、どう考えたのかが見えにくくなります。
新人を育てる先輩にとって、本当に知りたいのは完成した相談文だけではありません。
どこまで理解できているのか。
なぜその案を選んだのか。
AIの回答を読んで、本人はどう思ったのか。
これからの新人は、AIに相談してから先輩へ来るのが普通になるでしょう。
だから先輩も、「AIは何と言っていた?」だけでなく、こう聞く必要があります。
「それを読んで、君はどう考えた?」
AIが質問を整理してくれる時代。
人への相談には、自分の迷いと判断を持ってくる。
そこまでできれば、AIへの相談も、きちんと本人の成長につながるのだと思います。



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