
Tea Time ちょっとひと息いれよう
会議で意見が分かれました。
すると、参加者が次々と言います。
「AIに確認したところ、A案が最適でした」
「私はB案を勧められました」
「こちらでは、そもそも実施しないほうがよいと出ています」
全員がAIに確認している。
それなのに、正解が三つあります。
AIが気まぐれなのではありません。
コストを重視して聞いた人。
品質を重視して聞いた人。
自分の案の問題点ではなく、良いところを尋ねた人。
質問や前提が違えば、AIの答えも変わります。
そして厄介なのは、誰もがたくさんの回答の中から、自分がいちばん納得したものを会議へ持ってくることです。
これでは、AIを使った客観的な検討ではありません。
自分の意見を、AIに応援してもらっただけかもしれません。
AI時代の会議で持ち寄るべきなのは、「AIの正解」だけではなさそうです。
何を質問したのか。
どんな前提を与えたのか。
何を重視させたのか。
都合の悪い回答も出なかったか。
そこまで見せて、初めて比較できます。
全員がAIに聞く時代だからこそ、会議の最初に人間同士で決める必要があります。
私たちは、何を基準に正解を選ぶのか。
AIは、全員に違う答えをくれます。
その中から会社としての答えを決めるのは、やはり人なのだと思います。



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